初めての法律相談、「どうしたらいいのかな」「何か持ってくるものはあるのだろうか」など、色々と不安をお持ちの方もいると思います。

今回は、初めて法律相談をされる方が少しでも安心して相談に臨んで頂けるようにつらつらと書いてみました。

１　上手く話そうとしなくて大丈夫です！

何があったのか、どんなことに困っているのか、それをすらすらと話せる方はおそらく稀です。
もしもあなたがすらすらと話せなくても、ほとんどの弁護士は決して怒ったりはしません。
少なくとも当事務所の弁護士は、安心して話せる環境を作りたいと考えています。
法律的な観点で必要なことがらについては、弁護士から尋ねることもあります。
ゆっくり話して頂けたらと思います。
なお、もし可能なら、何があったかを時系列で箇条書きにしたものを相談時にご持参頂くと、何があったかを把握する時間を短くでき、限られた相談時間の中で、あなたが質問したいことに答える時間を増やせるかもしれません。

２　資料はできる限りお持ちください！

「いきなり弁護士から請求書が届いた」「いきなり訴状が届いた」などの相談の時、弁護士としては、請求書や訴状にどんなことが書いてあるのかを見ないと、正確な助言は難しくなります。
また、例えば元になった契約書や、証拠になるような写真なども、あるととても助かります。
事務所での法律相談の際には、相談をご予約頂く際に、ご持参頂きたい資料について案内します。
ただ、例えば弁護士会や法テラス等での相談では、事前にどんな資料があるとよいかをご案内することが難しいと思います。
そこで、関係しそうな資料は、少し多めでもいいくらいですので、お持ち頂けましたら幸いです。

３　気になったらご相談をご検討下さい！

例えば胸が痛くなった時、早く治療すれば助かるけれども、時間が経てば経つほど命に関わる、ということがあると思います。
法律問題でも、例えば早く来てもらえたらお金の請求ができたのに、時間が経ってしまったから時効が過ぎて請求できない、といったことがあるかもしれません。
もっと早く来て頂けたらこういう手段も尽くせたけれど、今からならこれしかできない、ということはしばしばあります。
そのため、お金が絡む問題とか、こういうひどいことがあったとか、何か気になることがありましたら、なるべく早くご相談頂ければと思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。